生き残る薬局のあり方について
2024/11/13
先輩薬剤師:
「今日は“生き残る薬局”について、新人薬剤師と話していこうと思います。特に、集中率がなぜ重要なのかを一緒に考えてみましょうか。」
新人薬剤師:
「よろしくお願いします。“患者のための薬局ビジョン”が2015年に策定されたと聞きましたが、具体的にはどんな内容なのでしょうか?」
先輩薬剤師:
「“患者のための薬局ビジョン”には、薬局がどう変わっていくべきかを示す3つのキーワードがあります。①立地から機能へ、②対物業務から対人業務へ、③バラバラから1つへ、という内容です。要するに、薬局がただの“医療機関の近くの場所”ではなく、地域の中での“役割”として機能することが求められているんだよ。」
新人薬剤師:
「つまり、病院やクリニックの隣に立地する“門前薬局”から脱却し、地域全体の患者さんに貢献する形へと変わる必要があるということですね。」
先輩薬剤師:
「その通り。“患者のための薬局ビジョン”では、単なる門前薬局でなく、地域の患者さんのために薬剤師の専門性を発揮することが期待されているんだ。特に高齢化社会に向けた対応として、地域に根ざした薬局がますます重要になるだろうね。」
新人薬剤師:
「なるほど、では集中率の改善も、こうした薬局の変革に関係しているのでしょうか?」
先輩薬剤師:
「そうなんだ。診療報酬改定によって、集中率や処方箋の枚数に応じて調剤基本料が減額される仕組みになっている。これは、特定の医療機関だけに依存する薬局ではなく、より多くの患者さんに対応する薬局が求められているということだよ。」
新人薬剤師:
「集中率を下げ、地域の幅広い患者さんを対象にする必要があるんですね。具体的にどんな取り組みが効果的でしょうか?」
先輩薬剤師:
「まずは、外来患者の獲得と在宅・オンライン業務の2つに分けて考えるといい。外来患者については、門前の医療機関以外の処方箋も積極的に受け入れることをアピールしたり、スマホで利用できる処方箋送信サービスを活用するのが有効だよ。」
新人薬剤師:
「ただ声をかけるだけでなく、便利なツールも必要なんですね。患者さんにどのように伝えるか、経験も大事だと感じます。」
先輩薬剤師:
「そうだね。その伝え方やタイミングも経験を積んでつかんでいくものだよ。さらに、近隣の患者数や医療機関数が少ない場合は、広域から面処方を獲得する必要も出てくる。そのためには、薬の配達サービスや、在宅業務も組み合わせていく必要があるよ。ただ、業務が大変になるから効率化もセットでおこなう必要があるね。」
新人薬剤師:
「たしかに、配達や在宅業務では効率化が重要ですね。業務がパンクしないよう、工夫も必要だと感じます。」
先輩薬剤師:
「そう、そのためには全員で協力し、日々の行動を”見える化”することが大切なんだ。行動を数値で確認して、もし結果が出ない場合はその原因を見直すようにしているよ。」
新人薬剤師:
「なるほど、行動を積み重ねていくことが成果に繋がっていくんですね。定期的に数値を確認し、行動目標を見直すのが必要だと分かりました。」
先輩薬剤師:
「その通り。最終目標として、上位3医療機関の集中率を70%以下に抑えることが望ましい。達成には長期的な視点で業務に取り組むことが欠かせないね。」
新人薬剤師:
「今日から毎日の行動を意識し、目標達成に向けて少しずつ前進していきたいと思います。ありがとうございました!」
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